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視線入力装置にEMGスイッチを組み合わせた効果の実証実験

EMGスイッチを併用

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学が発表した論文 によると、EMGスイッチと視線入力を組み合わせたコミュニケーションデバイスは、従来型の視線入力のみの機器の性能を大きく上回ることが実証されました。

この実験は、滞留選択(拡張注視)を用いた視線入力装置と、視線とEMG(筋電図)スイッチとを組み合わせた弊社の製品の精度と速度を比較するものです。

その結果、EMGスイッチ+視線を使用した場合、入力速度が47%向上したことが確認されました。

この実験は、視線操作やEMGスイッチを使用した経験がほとんどない30人の一般の健常者によって行われました。

使用されたデバイスは、コントロールバイオニクスのアイゲイズデュオ(視線滞留型デバイス)と同社のニューロノードトリロジー(視線+EMGの組み合わせ)です。

参加者に割り当てられたタスクは、与えられた文章をきるだけ早く正確に入力することでした。参加者全員が同じ6つの文章を使用しました。

参加者の半数は、最初に視線のみの入力を行い、
視線入力のみ


次にEMG+視線入力を行いました。
EMGスイッチを併用


残りの半分はその逆で、結果が偏りがなく公正であることを確実にするために、EMG+視線入力を先に行い、視線のみを次に行いました。

実験の最後に、参加者からアンケートを取り、各システムを使用した際の使いやすさ、楽しさ、疲労感などの優劣に関する定性的なデータを収集しました。

参加者によれば、EMG+視線入力は、視線のみの入力よりも疲労、ストレス、精神的な負荷が少ないことが判明しました。さらに、多くの参加者は、EMG+視線入力の方が、より自然に楽に操作できると感じました。

総評として、参加者の大多数が、EMG+視線による入力の方が優れていると選択しました。

 

当社のニューロノードまたはフェイシャルコントロールについてご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。お試しをご希望の方は、トライアルページよりお申し込みいただけます。

 

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