EMG(筋電図)センサーは、複雑な病状を抱えて生活するALS患者様が利用できる貴重なツールです。ALS患者様が周囲の人々と自信をもってコミュニケーションを図ったり、自分の生活をコントロールしたりなど、これまでは簡単でなかったことをより簡単に、また不可能であったことを可能にします。
EMGセンサーが医療機器業界で普及していく中、さまざまな企業がALS患者様を支援するための独自の技術を開発するようになりました。ニューロノードは、数ある製品の中で最も優れたEMGセンサーを内蔵しています。ひとつの完結したシステムとして設計されているため、個々のパーツから構築する必要がありません。これにより、すべてが連携して動作します。
ニューロノードは、小さなウェアラブルデバイスです。ただし、この小さなデバイスひとつで、パソコンやスマートフォン、スマートスピーカーといった、さまざまなコミュニケーション機器を簡単に操作することができます。まさしくコミュニケーションのためのユニバーサルコネクターと言えます。
ニューロノードをコミュニケーション機器に接続すると、あらかじめ搭載されたコントローラアプリケーションと連携し、ユーザーのシグナルを増幅して解釈し、コミュニケーション機器に送信します。そのシグナルはコミュニケーション機器内でさらに変換され、発話、Webブラウジング、電子メールの送信など、あらゆる機能にアクセスし、ユーザーのコミュニケーションを可能にします。
ユーザーの筋肉の動き、空間座標の動きを読み取る高度なセンサー
ニューロノードは、EMGと3D空間制御を組み合わせたセンサーです。ユーザーはEMGモード(筋肉制御)、空間モード(運動制御)のどちらも使用できます。
EMGモードは、筋肉の活性時に起こるわずかな電気シグナルを皮膚の表面で検知し、測定できます。空間モードは、デバイスの位置を追跡し、記憶。記憶された場所や位置に基づき、不随意運動は無視して、正確に信号を送ることができます。
他社製品では、EMGと空間モードを使用する際には、別々のデバイスが必要です。しかし、当社のニューロノードはEMGと空間モードの組み合わせにより、単一のデバイスで高い柔軟性と利便性を実現できます。
個々のユーザーに合わせた設定ができるアプリケーション
ニューロノードに合わせ設計されたこのアプリケーションは、ユーザーのEMGまたは空間信号を同時にグラフ化しながら、パラメータを設定。ニューロノードがユーザーのデバイスを効率的かつ効果的に制御するための最適な信号を確実に出力します。
このアプリケーションは、ユーザーが発している信号のレベルを可視化し、システムを自動的に調整。ユーザーはより正確にデバイスを制御できるようになります。設定が完了すると、ユーザーはプロファイルを保存でき、次回からは簡単に操作できるようになります。
当社のニューロノードについてご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。お試しをご希望の方は、トライアルページよりお申し込みいただけます。